8月の終わり、パリへ行ってきました。
初めてのパリなので、有名どころの観光地を一通り、そしてショパンのお墓にお参りしてきました。
観光地、食べ物、お買い物…
パリには魅力的なことがたくさんあり過ぎて、当たり前ですが数日では全く足りませんでした。
パリの8月は、バカンスでどこもかしこも休業中。
そしてオリンピック前だから?
改装中に工事中、整備中…
サン=ルイ島の「サロン・ド・ショパン」へ行きたかったのですが、ホームページに要予約と書かれていたので行く前にメールを入れると、9月5日まで休業中との返事…
行ってみて閉まっているよりはマシだったのかもしれませんが、実は一番行きたいと思っていた場所だったので結構なショック!
行く前から少しテンションが下がってしまいました。
食べたかったアイスクリーム屋さんも夏季休業中。
食べたかったバゲットコンクール1位のパン屋さんも改装休業中。
オペラ座は改装中で正面が大きなラグビー選手の写真で覆われてしまっていました。
マドレーヌ寺院の正面も改装中。
エッフェル塔の下も工事中。
市内の工事用の建物は、だまし絵のようで、フェンスが元の様子と同じ柄になっていて、遠くから見ると工事中だとわかりません。
景観を大切にしているパリならではかもしれません。
遠い国。
気候も文化も言葉も違います。
行かなくてはわからないことがたくさんあります。
空気の感触、匂い、音…
けれど、日本もフランスも今となっては同じようなこともたくさんあります。
パリの有名どころのお店は、ブランドショップもお菓子屋さんもパン屋さんも、日本にお店が出ています。
パン屋さんのPAUL、マカロンのLADUREE、チョコレートのJEAN-PAUL HEVINにPIERRE HERMÉ…
パリが本場とはいえ、日本にもあります。
味が一緒かは、食べ比べていないので厳密にはわかりませんが…
インターネットでフランスの情報はどれだけでも得ることができます。
言葉だって十分に喋れなくても翻訳サイトを使えば何とでもなります。
パリの中心なら普通に英語を喋る人がたくさんいます。
私はフランス語はもちろん全然だめ、かと言って英語が喋れるかと言われれば全くそうでもないのですが、それで何とか乗り切ることができました。
フランスの料理は日本でも食べられるし、お惣菜もお菓子も驚くような目新しい物はなく…
サンドイッチの包装が日本とは違うとか、たまに野菜が変わった形や色をしていたり、小さなスーパーなのに日本ではあり得ないくらいたくさんの種類のチーズが売られていたりとか…
着ている物も、フランス人も日本人も同じ。
ただ、フランスでは、誰がどんな服を着ていようと、誰も何も気にしないように見えます。
暑ければ脱ぐ、寒ければ着る、で、暑い日には若い女の子たちは短いキャミソールのようなものしか着ず、みんな普通にお腹を出しています。
それがどんな体型であっても、本人も他人に対しても何も気にすることなく普通に着ているのが素敵。
数日いると慣れてくることもあって、オペラ座界隈のパリの中心は、思っていたよりも外国に来ている感じが薄いな~なんて思ってしまいました。
田舎者の私にとっては、東京へ行くのも、パリへ行くのも、ドキドキ。
それと同じ感覚?
少し郊外へ行くと、英語を話せる人が減り、見たことがない看板が増え、外国に来ているなーという感じが増えます。
パリの観光地の人たちはよそ者に慣れているのでしょう。
観光するくらいなら普通に困ることなくできてしまいました。
グローバル化し過ぎています。
それなのに、私の音楽はグローバル化されていかない…
今回の旅行でどれだけのことを吸収できたでしょうか。
行きそびれた所もたくさん。
オリンピックが終わってから、夏じゃない時期にもう一度行きたいな~と思っています。
ちなみに、往復ともエールフランスの直行便で行きましたが、行きは14時間!
ロシアの上を飛べないので、少し遠回り。
北極の方を回ってイギリス上空を南下するルートでした。
帰りは、ロシアの南をぐるりと。
機内食は、不味くはありませんでしたが、別に美味しい物でもなく。
おしぼりが良い匂い付き。
絶対についてくるチーズ。
デザートは甘すぎる…
でも、飲み物にシャンパンやワインが頂けたのが嬉しかった!
食後にはショコラショーも頂きました。
お洒落な言い方ですが、ココアです。
シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内までは、ロワシーバスという空港とオペラ座を結ぶバスに乗りました。
1時間弱。
酔いました。
パリ旅行、いくつかに分けて、このブログに旅の思い出を書き残しておきます。