2023年10月31日

サント・シャペル、ヴェルサイユ宮殿、楽器博物館

パリの真ん中を流れるセーヌ川。



2019年4月の火災で、現在修復中のノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)。


中に入ることはできず、外から見るだけです。


シテ島からサン・ルイ島へ渡り、端まで歩けば、ランベール館(Hotel Lambert)。


ポーランドから亡命してきた人たちが集った場所で、ショパンはここで度々ピアノを演奏していました。
ここも現在は入ることはできず、外から見るだけ。

ステンドグラスが凄いところがあるから絶対に行った方が良い!とおすすめされた、シテ島にあるサント・シャペル(Sainte chapelle)。


2階へ上がると、圧巻のステンドグラス。



聖書の物語がコマになって描かれています。
これ全部、作ったんですよね…



天気は悪くなかったですが、日差しが強いわけでもありませんでした。
それでこの凄さ。
凄く晴れている日に入ったら、もっと輝いているのでしょうか。


ヴェルサイユ宮殿(Palais de Versailles)は、パリ市内からのバスツアーで行きました。


時間配分がおかしいと思っていたけれど、やっぱり。
お庭には行けないし、中ばかりなので全貌もわからず、とにかく連れていかれるがまま…


遠いからツアーで行った方が良いとオススメされましたが、電車で問題なく行ける気がします。
絶対にそうした方が良かった…
1日とって自分のペースでゆっくり全部を見たかったです。

ツアーは宮殿の中の部屋を順番に一通り歩くだけでした。



ガイド付きなので、絵画や各部屋の説明を聞きながらまわれたのは良かったです。
知識や情報があれば、こんなにも楽しく見られるものかと。


豪華絢爛。
権力と財力のかたまりです。


鏡の間は人だらけ。


今はスマホを片手にラフな格好の人がたくさんですが、昔はここに着飾ったたくさんの人が集ったのでしょう。


幾何学模様の庭園を楽しみにしていたのに、ここもですか!
整備中?


見たかったところを思うように見られなかったのは残念ですが、ずっとパリの中を自由に動き回っていたので、これが一番旅行っぽかったです。
そして、頭も使わず足も使わずに目的地まで運んでもらえて、言葉の心配もなく過ごせるとは、なんと楽なこと。
これはこれで楽しい旅でした。

ラデュレのお店で「マリー・アントワネット」という名前の青いマカロンを買って、帰りのバスの中で食べました。



ずっとオペラの辺りをうろうろとしていましたが、少し離れてみます。

コンセルヴァトワールがある、シテ・ド・ラ・ミュージック(cite de la musique)


その公園の中にある綺麗な楽器博物館(Musée de la musique)。



音声ガイドがフランス語と英語だったので諦めました。
読むのなら部分的にでも何となくわかるかもしれないけれど、聞き取るのは難しい。

楽器を見るだけ。
やっぱり借りれば良かったかな?


作曲家や時代ごとにまとめられたオーケストラの楽器の展示は凄くわかりやすく、やっぱり現代の楽器とは違う点が多々あります。



木目のピアノも美しい。


グラスハーモニカのコンサートがあり、綺麗な音色で洗脳されそうな不思議な音楽を聴きました。


演奏後に質問したいことはたくさんあったけれど、喋れないし、もし質問が伝わったとしても答えを聞き取れないでしょう。
会話ですので、家で辞書を引きながら自分のペースで解読するのとはわけが違います。
わからない、話せないというのは、学ぶ機会も失うのです。

観光をしていて思うのは、現地の言語が理解できず、英語さえも話せない人間の何と肩身の狭いことか…
ホテルや観光地のお店の人たちは当たり前に英語が話せて、容赦なく英語が飛んできます。
英語がわからない観光客に慣れてはいそうですが、それでも相手の困った顔を見ると、申し訳ない気持ちになってしまいます。

逆に、伝わると凄く嬉しくて楽しい!
話せないくせに、喋りに行ってしまう私。

学生時代の英語の授業はちんぷんかんぷん。
文法も単語も全然知らないしわからないけれど、それでも、何故か会話が成立する不思議。
いくら文字と格闘したって駄目なのでしょう。
現地に放り込まれてしまうのが上達の一番の近道。

もしかしたら私って英語を話せるんじゃないか?という謎の自信を得たので、今から始めようと思います。

博物館の展示の内容は、パリじゃないと見られないとかではないので、わざわざ行くほどのものでもなかったような気もします。
けれど、行かなかったら行かなかったで、行っておけば良かった…とか思うはずですので、行ってきて良かったのです。



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