ショパンはポーランドのイメージが強すぎて、パリに行くと決まっても、すぐにショパンが出てきませんでした。
ヴァンドーム広場にあるショパン最後の家。
葬儀が行われたマドレーヌ寺院。
ペール=ラシェーズ墓地
ショパンの最後を辿りました。
高級な宝石店が並ぶ、ヴァンドーム広場(Place Vendome)。
ショーメの2階にショパンが最後に住んだ家があります。
中には入れません。
外壁に、プレートがありました。
西へ行くと、ショパンの葬儀が行われたマドレーヌ寺院(Église de la Madeleine)。
ギリシャの神殿のような柱。
四角い大きな建物。
正面へ行くと、もれなくここも工事中でした。
暗い。
静か。
厳かで神聖な空気感。
こんなに大きいのに中には柱がなく、ひたすら広い空間です。
立派な祭壇は光り輝いていました。
人が少なくゆったりしているので、椅子に座ってみます。
神に祈るとか、私が想像するよりももっと深いものなのでしょう。
マドレーヌ寺院の空気と音をたくさん吸いました。
振り返ると入り口扉の上に大きなオルガン。
ショパンはこの音色で送られたのですね。
歴代のオルガニストには、サン=サーンスやフォーレがいるようです。
演奏会も頻繁にあるようで、聴きたかったです。
パリの中心を少し離れて、ショパンのお墓へ。
ペール=ラシェーズ墓地(Cimetière du Père-Lachaise)。
ショパンのお墓にはたくさんのお花が供えられていました。
どうしてこの言葉になったかわかりませんが、ショパンに「いつもありがとう」と言ってきました。
まあ確かにいつもありがとうなんですけど…
ここにショパンの心臓はありません。
いつかポーランドにも行けたらいいな…
一般の方も眠る広い墓地ですが、芸術家もたくさん葬られています。
作曲家や画家、ご挨拶したい方はもっともっといて、ゆっくり回りたかったですが、お連れ様が全く興味なく…
こういうところは1人で行けば良かった。
リストのマリー・ダグー夫人のお墓は見つけられず。
入口の案内の人に聞いてみましたが、「知らない、誰それ?」でした。
プレイエルのお墓があると聞いて探してみましたが、地図にも載っていませんし、調べて来た場所にもそれっぽいお墓がなく…
やっとこプレイエルと書かれた墓石を見つけましたが、本当にここ?
ご挨拶しておきました。
最後にもう1人だけ!とお願いして、これから弾こうと思っているプーランクに挨拶してきました。
39歳まであと少し。
ショパンの年齢を追い越してしまう…