2023年11月23日

視覚、聴覚、触覚

ふと手にしたチラシの表面にボコボコ。
点字のチラシです。


近江八幡にあるボーダレスアート・ミュージアムNO-MA、まちや倶楽部、2つの会場で『触の祭典「ユニバーサル・ミュージアム さわる!めぐる物語」』が開催されていました。
会場内にあるすべての作品を触って体験する、視覚に頼らない展覧会だそうです。


これが、私には圧倒的に不利な展覧会でした。
見えてしまう為に良さがわからない物がいっぱいあります。
触れるだけの興味を持てない作品もたくさんあります。

全て見えてしまっているからです。


私の体に一番に入ってくる視覚からの情報。
まず見て、それで良し悪しや好き嫌いを判断してしまいます。
どれだけ視覚優位な生活をしているかがよくわかります。

触れても理解できない物もたくさんあります。
ガイドを読んで理解できても、それを体感することが難しかったりもします。

音が鳴る展示がありました。


聞こえるから、これは好きな音、これは苦手な音…と思ってしまいます。
恐らくこの作品は、音の質は関係なくて、触って動く感触を楽しむものなのでしょう。
ですが、私の触覚は聴覚に負けてしまいます。



身体全体で振動を感じる?
無理だってー!
耳から音が入ってくるから…

大量の鈴があります。
触ると音がします。


一度にたくさんの鈴を触ると、凄く雑味がある調和しない音がたくさんします。
部屋の中から縁側へ広い範囲に置かれていて、あっちでもこっちでもジャラジャラ…
聞いていると気分が悪くなってきてしまいます。
耳の中も頭の中も音が飽和状態で苦しくなってきます。
このままでは過呼吸を起こしそう…
こうなると聞こえることが差し障るのです。

この鈴には色が付けられていません。
全て白色。
とにかく触れること。
聞くことはもちろん、見る楽しさも求められていないのかもしれません。

見えていることが不利になる世界があったとしたら…
もし、世の中の大多数が目が見えない人になったら、色も文字も平面上に区別される物は何一つ必要なくなり、何でも触る必要がある世界になるのでしょう。
文字は全て点字になり、図解は色の区別がない立体になり、それはきっと私には理解できません。
見えている方がハンデを持った者と呼ばれるのでしょうか。


点字の迷路の本があり、面白かったです。
指で触ってゴールまで辿り着く迷路で、見たら簡単なのに見ずに指で辿るのは結構難しかったです。
私の手の感覚はまだ未発達?
もしくは、それも誰かからすればハンデがあるということになるのでしょうか…

【まごいち音楽教室】
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