2023年11月18日

≪今週のレッスン Vol.309 11/18≫ 一人で練習できる?

お家での練習が捗らない生徒さん。
ある生徒さんのご家族から相談をいただきました。
練習が上手くいっていないと、レッスンに来る気持ちは重くなりますよね…

未就学の生徒さんが一人でピアノの練習するのは、たいていの場合は難しいことだと思います。
音を教えるとか弾き方をアドバイスするとかではなくても、ピアノの椅子に座るように促していただいたり、ご家族には何かしらのご協力が必要になることが多いです。
ですが、ご家族の方も忙しくされていて時間がとれないこともあると思います。

ヤマハなど大手のグループレッスンでは、聞いたり見たりする教材が豊富に用意されています。
子どもの場合は、それを何度も聞いたり見たりして、また同じグループの生徒さんがしているのを真似したりして、いつの間にか覚えて何となく弾けるようになります。
車での移動中に音源を流しておけば、それが練習の手助けや代わりになったりもします。

グループレッスンの教材にはそもそも楽譜を使わないこともありますし、楽譜に書かれていることが読めなくても曲が弾けてしまうようになっているのです。
楽譜を読む力は付きまんが、楽しくレッスンを受けることができる工夫がされています。

ですが、個人レッスンの場合には、そのような教材があまりありません。
基本的には、楽譜のドレミを読んで弾くことを、少しずつレベルアップしながら繰り返していくことになります。

ピアノの練習は、まず楽譜の音を読んで正しく指を動かすことから始まります。
この最初のところが一番難しくて、一番大変です。
そして、それは基本的には、レッスンではなく家での練習ですることです。

ここに楽しみを見出せる生徒さんは少ないと思います。
大変ですが、そこまでは何とか自分でやらなければならず、手伝ってあげることができません。

ある程度弾けるようになった曲に対して、フレージングや強弱、表現などのアドバイスをするのが通常のレッスンです。
ですから、練習をせずにレッスンに来られると、先生としてレッスンの中でできることは少なくなってしまいます。
レッスンの中で一緒に楽譜を読んで弾くとしても、いくら助けてあげられたとしても最終的にドレミを読んで理解するのは生徒さん自身ですし、指を動かすのも生徒さんです。

レッスンでは、できるだけお家で一人で練習できるように進めています。
一番はやっぱり楽譜がどれだけ早く正しく読めるかです。

さて、冒頭の生徒さんですが、やっぱり、お家で一人で楽譜を読んで練習を始めるのは億劫なことのようです。
当分の間は、次の新しい曲をレッスンの中で一緒に読み、一通り指を動かして、何となく弾ける状態にまでして宿題にすることにしました。
その曲を次のレッスンまでお家で練習します。

これができるのは、この生徒さんが、頑張れば一人で楽譜を読んで弾ける力をきちんと持っているからです。
レッスンの中で一緒にと言っても、ドレミを読むのは生徒さん。
私は隣に座っていて、困った時や変な時に助けるくらいの役割です。

そして、家で練習する意欲のある生徒さんだからです。
そもそも練習する気のない生徒さんには、何をしてもダメなのです。

曲のレベルが変わっていくので、いつまでもこの方法を続けられるわけではありません。
ですが、今なら、このやり方で続けられそうです。

新しい曲を最後まで音を確認して指を動かし、最初に指を置く場所を覚えてもらいまいた。
生徒さんに、お家で弾けそう?一人でできそう?と聞くと、うんと言ってくれました。

本人がピアノを弾けるようになりたい、レッスンを続けたいと言ってくれているのなら、続けられる方法を探してみたいと思います。
一人ずつに合わせてレッスンの中身を変えていけるのは、グループレッスンにはない、個人レッスンの強みです。
ですから、何か困ったことがあった時に何でも相談してもらえるような先生でいなければいけないと思います。

【まごいち音楽教室】
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