7月27日(日)、びわ文化学習センターのホールで、発表会を開催しました。
ホールをお借りしての教室発表会、4回目を開催することができました。
選曲、練習から本番まで、ご家族の皆様にたくさんのご協力をいただき、感謝申し上げます。
ホールの方、他、たくさんの方にご協力をいただきました。
また、多くの方にご来場いただきました。
本当にありがとうございます。
発表会の最後でお話したことです。
ピアノは、自分の楽器を持っていけません。
置かれているそのピアノで弾くしかありません。
鍵盤の感触や出てくる音の感じがいつもと違うかもしれませんし、ペダルが踏みにくいかもしれません。
調律がされていなければ、音域のバランスが悪いかもしれないし、なぜか一つだけ良く出る音があったり出ない音があったり…
それを言い訳に上手く弾けなかったなんて、言い訳にしかなりません。
出してしまった音はもう変えられないことです。
全て本人の演奏です。
自分が良く弾けなかったピアノで、素敵な演奏をする人もいます。
こう弾く!と決めてしまうのでなく、こういう音を出したい、こういう音楽を作りたいという方向で練習するべきです。
今回の発表会はリハーサルの時間をとりましたので、本番までに全員が1回ずつピアノに触れることができました。
ですが、一度もピアノを触らずに本番を迎えることも普通にあります。
公募制の発表会、コンクールはほぼ全てがそうです。
本番で舞台に出てお辞儀をして、椅子に座り、ピアノとはじめまして!
1音目どんな音が出るかわかりません。
弾きながらピアノのことを理解して調整していくしかありません。
自分よりも先に弾いた知り合いにどんな弾き心地だったか聞いてみたり、客席で他の方の演奏を聞きながら、どんなピアノか想像します。
そこで役に立つのは経験です。
いろんなホールで、いろんなピアノで弾いて、どんな音がしただろうか…
自分が持っている経験からの情報で推測します。
毎週のレッスン室のピアノも、調律や部屋の環境によって、毎回同じとは限りません。
だから、いろんな場所で、いろんな環境でたくさん弾いて欲しいのです。
コンクールに出る生徒さんも増えてきました。
たまに、ストリートピアノを弾いて来たよ!という生徒さんもいます。
この発表会が年に1度だけの外の舞台になっている生徒さんもいます。
どの生徒さんも、この発表会を一つの経験として大切にして欲しいです。
ちなみに、今回のホールのピアノは、ペダルがとても固くなっていました。
調律師さんにお願いして限界まで調整していただきましたが、それでも小さなお子様や慣れていない人には踏みにくかったかもしれませんね…
もし、ペダルの踏み心地について何か感じることや思うことがあったという人がいれば、それは大きな成長だと思います!
発表会の様子は、少しずつブログに書いていきます。
本番前の舞台袖。
小さなピアニストたち。
何だか楽しそうです。
今回、運営を手伝ってくれた中学生のお姉さん。
ありがとう!