3月3日、桃の節句。
ひなまつりです。
ひなまつりの曲は長調?短調?
長調は明るい、短調は暗い、と説明されていることが多いですが、聞いて明るく感じるかどうかは人それぞれです。
つまらなく感じる長調の曲もありますし、楽しい感じの短調の曲もあります。
明るいか暗いかの二択となると、困惑してしまって長調か短調かわからないというのも、無理はないと思います。
ですが、感覚の話ならば全ての人と確実に共有できることはないのですから、一般的にそう感じるはず、ということでこう説明するしかないのかもしれません。
音階や和声進行を頼りに長調か短調かを判断していきます。
聴音の様に和音の構成音を聴きとり、根音と第三音の音程を考えて音楽理論の知識から導きだすことができます。
ですが、ピアノを弾いているなら、弾く人の感覚の一つとして、長調と短調の感覚があってほしいところです。
三和音(ドミソ、レファラ…)を弾いて、長三和音か短三和音か。
これが長和音、これが短和音、じゃあこれはどっち?
この音階は長音階?短音階?
さて、ひなまつりの曲は長調か短調か。
わからないという人に、何となく暗い感じしない?と聞いてみますが、暗くないと言われてしまうと、どう説明したら良いのか困ってしまいます。
旋律に使われる音を高さの順に並べて、その音程を取っていき…
身につけたいのは音楽理論の知識ではなく、長調と短調を判定する「感覚」です。
経験が増えるにつれていつの間にか感覚を習得できるものではないのでしょうか。
私自身が長調か短調かがわからないということを自覚する時期を経験していないので、感覚がないと言う人にそれを持つ方法をアドバイスすることができないのですが…
子どものころから、短調の曲は暗くて重いという感覚はあったように思います。
明るくて元気な曲の方が弾いていて楽しいです。
特に練習曲は短調だとやる気が20%くらいダウンしていました。
情景を感じさせないような指のための練習曲では、長調の響きの方が子どもの感覚にすんなりと入ったのでしょう。
歳をとるにつれ、短調の曲が単純に暗いだけの曲に感じることはなくなりました。
大人になった今では、むしろ短調の方が好きかもしれません。
表情豊かな素敵な短調の曲は弾くのが楽しいです。
そして、子どもの頃に弾いた曲で記憶に残っている曲も短調が多いです。
「ひなまつり」のような日本の短調の曲は、渋くて重厚な感じがカッコ良いと感じます。
娘が生まれ、初節句。
ひな人形を飾りました。
岐阜の人形屋さんを何件もまわりました。
美しいひな人形がとてもたくさん、とても楽しいです。
刺繍が豪華な着物、流行りのくすみカラーの着物、奇抜な柄の着物…
一番の違いはやはり着物です。
そして、お雛様のお顔、表情も大切。
着物も顔もどちらも気に入る物となると難しいな…と思っていたら、気に入った着物と顔で組み合わせられるとのこと!
たくさん見て悩んで決めました。
落ち着いた上品な着物。
とても気に入っています。
母親から、この年齢だから渋い感じのこれを選んだのねと言われました。
もっと若い時に子どもを産んでいたらパッと明るくて可愛いのを選んだんじゃない?と。
つまり、私の感覚がもう若くないということ?
良いのです。
気に入っていますから。
ただ、確かに母親に言われたように、このひな人形が長調系か短調系かどちらかとなると、短調のような気がします。
歳をとるにつれ、短調ぽいものに好みが寄っていくのでしょうか。
好みも感覚も、その時々で変わるものですよね。
