「この記号は何?」
「今弾いたのは何調?」
これは、明確な答えがある質問。
何度も何度も聞くので、そのうちみんな答えられるようになります。
「この曲は、どんな感じの曲?」
「どれくらいの速さで仕上げたい?」
これは、正解がない質問。
生徒さんによって答えは変わります。
考えてそれを音にして欲しい時の質問です。
「なぜ、ここのスラーを切っちゃったの?」
「ここの強弱って何?」
なぜこんな風に弾いてきたのか、私が疑問に思った時の質問。
大抵は間違えている時に聞くことです。
原則は楽譜通り。
直しましょう。
わざわざ質問にしなくても、直しましょうでもいいけれど、聞いてみたい。
特に考えはなく楽譜を良く見なかったのか、もしくは、何か意思や考えがあって楽譜と違うことを弾いてきたのか…
答えられる人は、素晴らしい。
考えた上で楽譜と違うことを弾いてきたのであれば、出来る限りそれを尊重します。
楽譜を変えることはできないけれど、もしかしたら弾き方を変えることで目指しているものに近づけるかもしれません。
ここはこう弾きましょうと言われて完成させるのは簡単なことですが、それではいつまで経っても自分の演奏にはなりません。
何だかとっても難しいことを言っているようですが、案外、子どもの生徒さんでもよく出来たりするのです…
次回は、2018年最後のレッスンになります。
アドベントカレンダーも最後です。
≪今週のレッスン Vol.54 12/8≫ アドベントカレンダー
風邪などひかずに、元気にいらしてくださいね!